白豚三銃士

自分の住むシャードには、白豚三銃士がいる。

勝手に自分が三銃士と決めつけているだけで、もっと沢山いるのかもしれないけれど、自分の中で「この人、すげぇなぁ」と思っている白豚さんの話。

今日はリアル仕事が、働き方変革を信奉するリアル上司の計らいで、強制的なリアル有給消化になってしまい、朝からソーサリアで遊んでいたのだ。

ほんと、リアルにホワイトな職場ですね。

やることもないので、昨晩に残したブラックソン・ダンジョンに午前中から行く。
自分でも倒せそうな弱っちいキャプテンと戦っていると、突然その人はやってきた。

白豚三銃士の一人、Pさんだ。
彼は、いつも無駄口をたたかない。

– おはよ
– ねる
– ありがと

街やダンジョンで会う彼の発話は、ほとんどこの3語。
だが、めちゃくちゃ強い。
自分の経験則的に、強い人は無駄口を叩かない。


ヒドラの群れの中に黄色キャプテンがいようが、彼は構わず突っ込む。
そしてあっという間に、護衛を倒してしまう。

二人で包帯を巻きながら一段階目の灯台と何体かのキャプテンとを倒したあたりで、彼は昼ご飯に行ってしまった。(ブラダンではさすがに包帯豚です)

手持無沙汰になって、自分も昼食にする。

そのあと適当にリアル仕事のメールとかして、用事も済んだなとブラダンに戻ったら、灯台はすでに壊されていた後だった。

彼は、どんだけ早いんだ!?

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