本当は今年の5月くらいの出来事です。
突然、このことを思い出したので、書いてみました。
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ある町とブリティンを結ぶ街道沿いに、とある家が建っている。
十数年前の当時と変わらない姿で。
復帰当時、散策している時に
– あぁ、あの家、今もあるんだ。
– 懐かしいなぁ、あの頃は、ここでよく買い物していた。
今もいくつか点在するSH同様に、昔の仕様の名残か、クレジットカード引き落としのままに残っているんだろうと思っていた。
当時、自分が黒騎士RPをしていた痛い時代のこと。
この店では、シャドーインゴットのプレート鎧を道楽商売のように安い値段で売っていたので、よく買っていた。
自分だけが知る穴場のお店だと、密かに、誇らしく思っていた。
そんで強敵相手に、装備をロストする度にここで再購入。
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現代に戻る。
また散策していると、そのお店に家主が!
当時も今も、家主にお会いしたのは初めてだったので、たまらず話しかける。
– こんにちわ、昔、ここのお店に世話になった者です。
– ほほう。
そんな感じで会話が始まる。
会話の内容は、個人的な染みるリアル話だったので省きますが、今でもたまにログインしているらしい。
いつかはお会いしてみたいと思ってた人は、自分が勝手に思っていた仙人のイメージと同じリアル仙人でした。
会話の終わりに、
-これ、 君にこれあげるよ。
と言って渡されたのは、UOのサービス開始の間もない頃だけ取れた今ではレア色なガードの鎧。
ある意味、UOの歴史的な遺産。
(でも、申し訳ない気がして、受け取れませんでした)
こうしてその仙人は、たまにログインして昔の思い出を紡ぐのでしょう。
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ふと駆け出し当時の黒騎士RPだった思い出に浸りたくなり、残していた当時の服装を引っ張り出しました。
頭だけチェインなのは、上杉謙信的なイメージを模倣してたんでしょう。
あー、恥ずかしい。
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この記事を書くにあたり、直前にお店の前を通ったら、今も家主のお姿が。
どうぞ末永く、お達者に。