昔、お世話になった所属団体(ギルド)の怖いパイセンから、
– ウルフ君、どこか連れてけよ。
– そうそう、クーシーが湧く会場があったろ? あそこにしようぜ。
ってな呼び掛けがありましてね。
イルシェナー(既にこの名称が正しいのかすら怪しい)の霊性の先に洞窟があります。正確な名前は分からないのですが、クーシーが湧くチャンピオン会場に行ってみました。
あそこは、シャードいちの凄腕バードが呼びかけた野良大会で行ったことあるなぁ。その日は自分のような半人前が集まったもんで、阿鼻叫喚の地獄絵図で大変だった記憶の所だ。
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あそこのヤバさにパイセンも少し怯んだのか、
– まぁ、二人だけはあれだよナ。
– おまえ、仲間を集めて来いヨ。
– あそこの組長(※現在所属しているギルドの代表)には顔が効くんだろ?
舎弟としては、声を掛けざるを得ない。
とはいえ今の立場は準構成員みたいなもんだから、なおのこと辛い。
正直、実入りの少ないあの場所に、組が来てくれるのか不安になりつつ声を掛けた。
ところが二つ返事で「おう」と組長から返信。
さらに若頭と若頭補佐も集まる。
そうして集まったクーシー湧きに挑む5人組。
どうやら組長は、この機にあわよくば炎色の犬っころを捕まえたいらしい。
事務所に佇む炎色のクーシーを愛でる組長の姿が、脳裏に浮かぶ。
何としても沸かせなくては!
自分は、灰色の名前の敵に目掛けてリーフブレード。
下手にカルマを下げると、えらい目に合うからね。
そうこうしていると、
金色のクーシーが湧いた!
と思いきや「残念、それはパラゴン」を繰り返す。
あいにく最後まで純正ファイア色のクーシーは沸かず。
その後に湧いたただの熊っころ、なんでこんなに強いんだ?
なんて思っているうちに、ボスも討伐。
組長、若頭、若頭補佐、まじで強い。
さっさと倒していく。
あの日の阿鼻叫喚な地獄絵図はなんだったんだろうか。
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面白おかしく茶化して書きましたが、思いのほかクーシー湧き面白かったです。皆様も0.2%?の確率を信じて、炎色のクーシーが出る幸運に挑んでみてはいかがでしょうか。
出ても出なくても、楽しめること請け合いです。
湧きで出てきた個体って、テイムできなかったような気がしました。
なのでファイアカラーが本当に出てきたら、砂漠に誘導の上放置してあげてください。
テイマーをがっかりさせる会の誕生ですよ。(!!?)
おぉぉぉ?
湧きで湧いたクーシーは、テイムはできないのですか。
またよくも調べず、嘘っぱちを書いてしまって申し訳ないです。
色は関係なのでしょうし、真実はどうか後ほど試してみます。
ファイア色が湧いた後に、砂漠に誘導・放置するのは、
面白いイタズラですね。