おだてられて、いい気になって出場する馬上槍大会。
初戦のお相手が優勝候補の人で真っ青になった、というのが前回のあらすじ。
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参加者数が18名も集まる結構大きな大会。
観戦していると、そうそう槍が当たるものでもないと知る。
10回くらい打ち合って、ようやく勝敗が付く。
一試合、一試合、結構時間が掛かるようだ。
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そして、ようやく自分の初戦が始まった。
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赤い石を触って参加意思を表明すると、そのうちアリーナの中に入れるようになる。
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全員が中に入ると、炎のエフェクトがお出迎え。
演出的に凝っているね。
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– うるふぃー!
って、どこかのレディの声援が聞こえてくる。
よせよせって。
俺との親密な間柄が、みんなにバレちゃうじゃないの。
とにかく何の策もない。
事前に決めていたのは、
- カウントダウンが始まったら、盾マスタリーのHeighten Sensesを唱える
- 次にSpMのDismountをセットする
- 3→2→1→0の0が見えたら、一目散に直進する
- すれ違った後は、すぐにHeighten Sensesを切る
ただ、それだけ。
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一合目で、相手が落ちていった。
優勝候補でも油断することがあるんだな、と思った。
ラッキー、ラッキー。
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観戦者の皆さんも意外だったようで、多くの感嘆を頂く。
会場の空気を一気に掴めた、かも。
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運命の五合目。
ここで勝負がついた。
思わぬ番狂わせ。
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観衆の喝采が、気持ちいい。
古代ローマの闘技場に立った新人勇者も、こんな気持ちだったんだろうか。
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二回戦目(準々決勝)は、ごくごく最近、親しくなれた方。
赤ネームでフラフラとデシートを歩いている時、たまたま彼らがチャンピオン退治をしているところに出くわせてしまい、追い掛けてきた人。
その後、仲良くなってくださいました。
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– 拳で語りあってこそ、真の友になる。
原哲夫のマンガの展開のような話。
アリーナの中に入っていた自分は、ゾーンに入っていた。
五感がHeighten SensesとDismountをセットしたボタンに研ぎ澄まされていく。
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最初は、両者相討ち。
落とせた!というよりも、落とされた!という方に意識が向く。
スタート地点に戻るまで、相討ちだったことに全く気が付かなかった。
その後の打ち合いで、運よく自分が生き残り、準決勝に駒を進めた。
リアルの自分の人生は、初戦敗退ばかりでしてね。
区の作文コンクールで、佳作を取ったのが唯一の自慢話。
「準決勝」とか「準々決勝」とか勝ち上がる舞台に、全く縁がなかった。
すっごく不思議な感覚に戸惑っていました。
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準決勝。
これがまたこのブログ的にだけ、物凄く熱い展開に。
対戦相手は、あの書写屋の彼女(彼?)
主催者の首長さん、さてはこの展開を見越してトーナメント表をブックしたな。
(違います、偶然ですよ)
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最初の打ち合いは、両者相討ち。
1-1のイーブン。
– 書写屋の姐さんよ。こっちは、本職のフェンサー。
– 悪いが、おまえさんの快進撃はここまでだっ!
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次か次の打ち合いで、ウルフは一敗地にまみれる。
あぁぁぁぁぁ。
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でも、楽しかった。
勝負を分けたのは、ブログの更新頻度の差って。
いやいや、確かに!
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戦いの女神は、彼女に微笑んだ。
そして準優勝、おめでとうございます。
また第一回大会、優勝したSさんも、おめでとうございます。
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こんな面白い大会を企画してくださったVepser首長、
公正なジャッジと運営をなされた支援者、
盛り上げるべく、多くの賞品を用意されたスポンサーの方々、
そして列席された多くの参加者の皆様に、
感謝と祝福を。
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幾度のDismount攻勢に、耐えきってくれた馬と盾にも感謝。
さて槍芸人の物語は、ここからが面白くなってくるところですが、
もうお時間が一杯一杯ということで。
この続きは、またいつか。