「一攫千金を夢見る男」とは別に、もうひとつのシリーズをお届けしたい。
ソーサリアに生きる、底辺層の暮らしを綴るシリーズだ。
復帰者が生きていく知恵とか、10何年前にはなかった興味深い物語を記していければいいと思う。
ゴールドが欲しいと思った。
といっても金貨の方ではない、インゴットの方だ。
当世、Shadow IngotとGold Ingotに限れば、しこしこと岩を掘らなくても無尽蔵に手に入ると聞いた。
先日は、Shadowなエレメンタルを狩って、しこたまインゴットを貯めたことを書いたが、今回はGoldなエレメンタルの話を書きたい。
そいつはここにいる。
– ブラックソン・ダンジョンだ
街侵攻エリアに入る少し手前に、金庫がある。
ここに2体のGoldenなエレメンタルが沸く。
狭い空間に押し込まれたこいつらなら、誰にも邪魔されずに戦うことができる。
ヨモツ坑道のShadowの方とは大違いだ。
しかもこっちにはフォージ(炉)が置いてあるという親切設計。
そんなわけで土エレ並みに弱いGoldenエレメンタルを倒しては、棺桶を開いて、フォージに当てるだけで、荷物の許す限りほぼ安全に搾取することができる。
そして自分は一歩も動く必要はない。
2体もいるし、湧きも早いしで、あっという間に必要数が集まった。
その上、ミナクスのアーティファクトまで鞄に入ってた。
こんなに親切でいいんだろうか?
と思わないでもなかったが、生産職人さん向けのサービスなんだろう。
※2020年9月現在、この方法はできなくなっています。