いずれは武器から武器ダメージを抜けるように、「なまくらの砥石」って奴を手に入れたい。
そんな思いで、時間がある時にシェイム1Fの土エレをしばいている。
彼らが落とすシェイムクリスタルというものを使って、3体のボスを沸かせて成敗すると、その砥石とやらは貰えるらしいからだ。
土エレのシェイムクリスタルのドロップ率はとても低くて、ほとんど出してくれない。
更に調べを進めていくと、シェイム4Fにお住いのunbound energy vortex、通称が野良エレと言うやつが、結構な割合でドロップしてくれるらしい。
– こいつはヤルしかねぇ。
手持ちの武器では不安なことこの上ないので、ネオン武器製作時の失敗作を有効利用して、即席のエレメンタル特効武器を作るのだ。
そいつに特効用の錬成素材以外はすべてケチって製作した武器が、まあこれだ。
– カオス70%ってなんだよ。
こんなケチ臭い武器に、ただてさえ非力な槍芸人が命を預けるのもどうかと思うが、貧乏なんだから仕方がない。
そもそもシェイム4Fってどう行くんだ?
と思いながら、繁華街でルーンを開放してくださる篤志家のブックで、それらしいところにGo!。
懐かしいエルゲー部屋の横を通り過ぎて、階下へのゲートを潜ると、そいつはそこにいた。
なおそのエルゲー部屋に籠っているテイマーを見かけて、「ここは昔と変わらないんだな」と妙に感心した。
– unbound energy vortexよ、待たせたな。
– 周囲に邪魔に入るものはいない。
– しっかりと狙いを定めて、名誉の徳掛けじゃ。タイマンじゃ。
– ワシの槍をしかと受け止めよ!
ようやく結論ですが、10数分掛けて、野良EVを倒すことができました。
なにしろヒットポイントが高い、高すぎる。
なんと20,000ポイント。
1振りあたり50もないダメージしか与えられない、私は非力な槍芸人なので、恐ろしく時間が掛かります。
やばいと思ったらFeint、マナを貯めてArmor Ignoreで100ちょい。
今度こそ危ない、と思ったら鬼逃げで階上に。
流血攻撃が地味に痛い。
魔法を使ってこないのがせめてもの救い。
棺桶を漁ると、シェイムクリスタルは1体につき5個入っていました(必要個数まで残りあと3個)。
虚無シリーズの錬成素材とかもあって、なかなか美味しい。
なお昔は、マジック品の質も良かったそうです。
帰り道というか、シェイムの2Fを通ると、そこには酒盛りするプレイヤーさん達が。
- ここは本当に昔と変わらない。